現象の観測
結婚や子どもの誕生をきっかけに、収入の将来を考え直す医療従事者は少なくない。
看護師、理学療法士、薬剤師など、資格職は社会的信用が高い。
就職先もある。
仕事も途切れにくい。
一方で、生活費や教育費、住宅ローンの話になると、不安の声も出る。
「安定しているはずなのに余裕がない」
そんな言葉を聞くことがある。
なぜ起きるのか
医療職の収入は、基本的に時間依存型だ。
勤務する。
シフトに入る。
給与を得る。
止まるとゼロになる構造にある。
資格はあるが、価格決定権は個人にない。
診療報酬は制度が決める。
給与は法人が決める。
価格は市場や制度に握られている。
働き続ければ収入は維持される。
だが単価を自分で動かす余地は小さい。
平面と立体の違い
医療資格は信用を持つ。
だがその信用は、組織内で使われることが多い。
履歴として残る構造になっているかは別問題だ。
平面収入は止まるとゼロになる構造。
立体収入は履歴として残る構造。
発信。
専門性の可視化。
信用の蓄積。
資格を履歴に変換できるかどうかで、収入の層は変わる。
立ち位置に回収
両立できている医療従事者の共通点は、立ち位置が揺れないことにある。
資格を持つだけでなく、
市場に対して価格を提示できる立場に近づいている。
時間を売る立場か。
信用を設計する立場か。
資格はスタート地点であって、
構造ではない。
結論は断定しない
医療従事者は安定していると言われる。
だが、止まるとゼロになる構造のままで良いのか。
履歴として残る構造を持つ必要はないのか。
それは資格の問題だろうか。
それとも立ち位置の問題だろうか。
